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あか組と夏みかんの木


つるようの正門の近くには夏みかんの木があります。


今年は本当にたくさんの実がなっています。



あか組さんは、夏にその木から落ちる緑の小さな実をたくさん集めて遊んでいることが多かったので、大きくなった実をみんなで見て、考えてみました。



一つの夏みかんをお部屋で眺め、触り、半分に切り、手にとって匂いを嗅ぎました。



「匂いがすっぱーい!」


「みかんなのに、レモンっぽい。」



など、たくさんの感想が飛び出しました。




昼食の時間に「どうしたら、夏みかんを木からとれるか?」という話になりました。


園の倉庫に、収穫用の長いハサミがあることは黙っていました。



すると様々な意見が出ました。



・先生がみんなおんぶしてとる

・恐竜、巨人を呼ぶ

・フェンスをよじのぼる

・木を揺らす

・木を切る



担任が


「でも、木を切ったらもう来年から実がならないかもね…?」


とコメントすると、


「うーん…」


と困った様子でした。




後日「虫取り網でとる」など、長い棒状の物でとるのはどうか?という考えに行き着いたあか組さん。



ついに長いハサミを持って、木のもとへ行きました!



ひとつ、ふたつと収穫するたびに歓声があがりました。






芝生ですぐに実を切り、食べてみると…



「す、すっぱい!!」


「まず〜!!」


「みかんなのに、甘くない!」



と叫び、顔をしかめる子もいました(笑)


一方、黙々と食べておかわりする子も^^



他クラスもなになに?と寄ってきて、一緒に食べていました。



職員はジュース、シロップ漬け、ジャムにするのはどうか?などと話していました。



以前職員が夏みかんジャムを作って肉料理に使ったところ、とっても柔らかく仕上がったそうです。






今回、一つの木とゆっくり向き合い、みんなで様々な想像を膨らませました。


このような時間こそ大切にしたいと考えています。

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